自慢でも自己満でもなく心の赴くままに

怠惰な大学生。アメブロに載せた記事で個人的に気に入ったものを再掲してます。今後はこちらに移行予定。

怖い夢

※当記事はアメブロで2019年4月10日に公開したものです。

夢とはなんだろう?
将来ではなく、寝ている間に見る方だ。
自分の置かれている状況が、現実とはかけ離れていても、自然とそれを受け入れている。
そんな非現実的な状況のなかでも、自分の視覚、聴覚、嗅覚はリアルに再現される。
夢とは一体何なのだろうか。

 


今朝、ひさびさに怖い夢で目覚めた。
なぜか私は旅館の廊下と思しき場所に立っていた。部屋に入った時、立派な和室が目に入ったのを鮮明に覚えている。
窓からは、線路と夜の海が見下ろせた。

 


そんな立派な和室に布団を敷き、寝ようとした時、入り口の扉が開いた。
そこには弓矢を背負ったなまはげのようなものが立っており、私の背中を一発射抜いたのだ。
背中を射抜かれた私は多少痛みを感じたような気はしたものの、そこで息絶えることはなく部屋の外へ逃げだした。
その時、周りの風景は旅館ではなく、高級ホテルのような絨毯の敷かれた廊下と化していた。

 


周りの環境が一瞬で変わるというのも夢あるあるであるが、自分はそれを夢と気づくこともないというのもまた、夢あるあるである。

 


場所が変わってもなお、なまはげは私を追いかけてきていた。階段を駆けおりて逃げたのだが、思ったよりも足の速いなまはげは、すでに私の背中をつかもうとしていた。
もうだめだと思った瞬間、私は自分の部屋のベッドの中にいた。
間一髪で現実世界に帰ってきたのだ。

 


目覚めてから数十秒、私の心臓はいつもより早く鼓動していた。怖い夢などここしばらく見ることがなかったからだ。
おそらく最近、アウトラストなどの有名ホラーゲームの実況プレイを観ていたのが夢に影響を及ぼしたのだろう。

 


夢とは何なのだろう。
現実世界には全く影響を及ぼさない割に、
まるで自分が本当に体験したかのような感覚を与える。それでいて現実世界は夢の世界に影響を及ぼすのだ。


インターネット上に転がっている怖い話でも夢を題材にしたものはよくある。
アニメや漫画でも夢の中での出来事を描写するシーンは当たり前のように出てくる。
人生に全く関与しないことでも夢ほど印象に残るものはこの世にあるのだろうか。

今自分がここにいる世界が、現実世界とは限らない。もしかしたら、夢の世界こそが現実世界なのかもしれない。

そんなことを考えていた平日の昼下がりなのであった。